遺言書で決められる相続のあれこれ

遺言書は相続の場においては最も効力を発揮する書面です。
被相続人の最終意思を実現するためのものですので、相続人としても多かれ少なかれ不満があってもなかなか大きな声で遺言書の内容に反対できないのが普通です。
そんな遺言書によって相続について決められることは何であるのか、を知っておきましょう。
遺言書では、法定相続分とは異なった遺産相続割合を決めることができます。
また、遺産分割の方法も決められます。
法定相続人の排除をすることができます。
決められた法定相続人以外の人物に財産を遺贈する事ができます。
遺言執行者を指定する事ができます。
子を認知する事が出来ます。
他にも、後見人の指定、寄付、信託などについても遺言書に記載する事で出来る事です。
ただし、これらは遺言書の中で遺言執行者を指定してその内容について確実に行ってもらえるようにしておくのが大切です。
遺言書の執行の手続きを誰が行うのか決めておく事でスムーズに相続が行われます。

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